週刊NEWS

【2024年3月11日〜2024年3月17日】建設業の倒産、3割増 職別工事の伸び目立つ

【建設業の倒産、3割増 職別工事の伸び目立つ】


帝国データバンクのまとめによると、2月に発生した建設業の倒産件数は145件で、前年同月比30.6%増となった。件数別ではサービス業、小売業に次いで3番目に多かった。建設業の中でも、とび工事など職別工事の増加が目立った。
 建設業の業種を詳しく見ると、職別工事業が66.7%増の70件で、建設業全体の半数近くを占めた。総合工事業は26.3%増の48件。設備工事業のみ、12.9%減と前年同月比で減少し、27件となった。
 また業歴に着目すると、建設業のうち44件は業歴10年未満の新興企業だった。
 帝国データバンクは、職人不足が深刻な建設業で、人手不足が多かったと分析。今後については、人手不足やエネルギーコストの上昇に加えて、コロナ禍の資金繰り対策として国が行った金融支援「ゼロゼロ融資」への返済が本格化することにより、中小企業の「黒字倒産」を警戒する必要があるとした。

建設業の倒産、3割増 職別工事の伸び目立つ ー (建通新聞)


【リフォーム市場 3四半期は7.5%増】


国土交通省は、2023年度第3四半期受注分の建築物リフォーム・リニューアル調査報告をまとめた。第3四半期のリフォーム・リニューアル工事の受注高は前年同期比7.5%増の3兆740億円となった。住宅が減少したものの、非住宅が増加し、全体増を支えた。
 許可業者5,000者を対象に受注高を調査し、全国ベースのリフォーム・リニューアル工事の受注高を推計した。
 住宅の受注高は0.8%減の9,298億円と減少。このうち増築工事が13.3%増の129億円、一部改築工事が3.2%増の261億円、改装・改修工事が0.5%増の7,238億円といずれも増加。一方で、維持・修理工事が7.2%減の1,669億円と落ち込んだ。

リフォーム市場 3四半期は7.5%増 ー (建通新聞)


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  1. (例1)出所:助太刀総合研究所 【2023年度】助太刀総研 建設業実態調査結果について
  2. (例2)【2023年度】助太刀総研 建設業実態調査結果について
  3. (例3)助太刀