【2024年3月25日〜2024年3月31日】時間外労働規制への適応に重点 日建連宮本会長
【時間外労働規制への適応に重点 日建連宮本会長】
日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は、2024年度の事業計画を3月22日の理事会で決めた。重点方針の第一に「時間外労働の上限規制に適応した働き方改革の推進」を位置付けた。24年度末までに「4週8閉所以上の100%達成」という目標に向け、業界4団体による土日一斉閉所運動などの取り組みを強化する。25年度以降を見据え、週休2日の新たな計画を検討する。
理事会後の会見で宮本会長=写真=は、国交省などで標準化している週休2日を前提とした工事発注を他の発注機関に横展開することが必要だと強調。「民間発注者にも理解を深めたい」と力を込めた。
時間外労働規制への対応では、適正工期確保宣言のフォローアップを行うとともに、自治体・高速道路会社などへの働き掛けを強める。設計図書の不備が長時間労働につながる実態があることから、適正化を促す。
時間外労働規制への適応に重点 日建連宮本会長ー (建通新聞)
【三菱地所、TBS 赤坂二・六が着工】
三菱地所(千代田区)とTBSホールディングス(港区)の共同事業となる国際新赤坂ビル建て替え事業「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」が3月中旬に着工した。施工は東街区を鹿島東京建築支店(港区)、西街区を大林組東京本店(港区)が担当。2028年3月の施設完成、同年10月の全体完成を目指す。
東街区の規模は、地下4階地上40階建て延べ16万7,650平方㍍で、高さは207㍍を見込む。用途はオフィス、店舗、インキュベーション施設など。設計は三菱地所設計(千代田区)が担当。
西街区は地下3階地上18階建て延べ3万8,150平方㍍。用途はホテル(1万2,000平方㍍)、劇場・ホール(1万1,000平方㍍)、店舗、駐車場など。設計は全体を三菱地所設計、ホテルを観光企画設計社(港区)、劇場・ホールを久米設計(江東区)が担当している。
地下2階~地上にかけて、駅とまちの境界を感じさせない駅前空間やにぎわい・交流の場となる広場(4,900平方㍍)を整備し、東京メトロ千代田線の赤坂駅に直結させる。エレベーターやエスカレーターも整備する。