国土交通省が贈る名誉:外国人材とつくる建設未来賞とは

日本において、約230万人(令和6年10月時点)の外国人労働者が幅広い分野で活躍をされております。そのうち、約17万人が建設業となっており、建設現場で活躍する外国人労働者の数は近年増加傾向になっております。
こうした外国人労働者の方々が日本の建設業を舞台に中長期的に活躍できる制度の整備・活用が進んできていることを踏まえ、外国人労働者本人や関連する企業・団体の優れた取組を称えるべく、国土交通省は2023年度に「外国人材とつくる建設未来賞」を国土交通大臣表彰として創設しました。
今回は、2024年度の「外国人材とつくる建設未来賞」についてまとめていきます。
<この記事のPOINT>
- 国土交通省が外国人労働者本人や関連する企業・団体の優れた取組を称えるべく、2023年度に創設(今年度で2回目)
- 学識経験者・有識者等で構成する「外国人材とつくる建設未来賞検討・審査委員会」によって受賞者を選定
- 今年度の表彰部門は2部門3賞+審査委員長特別賞
<創設の背景>
建設業における中長期的な担い手確保のために、外国人材の重要性が益々高まっています。外国人材が日本の建設業を舞台に中長期的に活躍できる制度が立ち上げられ、また、その活用も進んできていることを踏まえ、建設技能やコミュニケーションスキルの習得が顕著な特定技能外国人、さらには、外国人材の育成に尽力されている企業や団体と、その受入れをきっかけに新たな事業を展開されている企業の活動を称えるべく、2023年度に国土交通大臣表彰として「外国人材とつくる建設未来賞」を創設されました。
<表彰部門について>
国土交通大臣表彰として表彰部門となるのは以下となっております。(2部門3賞)
・「外国人建設技術者部門」:優秀外国人建設技能者賞
・「企業/団体部門」:外国人材育成賞、事業展開賞
今年度は大臣表彰に加え、審査委員長特別賞の表彰もされました。
※2024年度の受賞者については下記リンクにてご確認ください。
2024年度受賞者一覧:外国人材とつくる建設未来賞 国土交通省
<募集対象・応募者について>
各対象となる部門ごとの募集対象および応募者については以下となっております。

<選考方法>
選考方法としては、事務局による予備審査を経て、学識経験者・有識者等で構成する「外国人材とつくる建設未来賞検討・審査委員会」における本審査により受賞者を選定されます。
ただし、全ての部門について、優れた応募がない場合、該当なしとする場合もあるようです。
<審査基準>
審査については、各部門・賞ごとに評価ポイントが定められており、総合的に評価されるとされております。各評価ポイントは以下となります。

2024年度に表彰された方は、技能資格や日本語能力試験に合格し、職長として活躍されていたり、企業・団体は母国語での教材提供や外国人材向けの講習を実施されていることなどが評価されておりました。
<まとめ>
表彰制度を創設したことによって、労働者に対しては自己肯定感や建設業に従事する誇り、スキル向上やモチベーションアップ。企業・団体に対しては社会的信用や企業イメージの向上、会社全体の士気やチームワークの向上などに繋がると思われます。また、優れた取り組みを共有することで、業界全体の質の向上や活性化に寄与する可能性も考えられます。
人手不足が深刻化する中で、「建設現場が魅力ある職場に」なっていくようにこのような取り組みが増えていくことを期待しております。
<参考>
・2024年度「外国人材とつくる建設未来賞」受賞対象の決定! ~特定技能外国人及び受入企業等の日々の研鑽・取組みを表彰|国土交通省
・外国人材とつくる 建設未来賞 富士交通大臣表彰|国土交通省

助太刀総研 運営事務局
Sukedachi Research Institute